活躍する社員たち世界一の低騒音を実現して
社会貢献
開発業務を担当するK・Nさんに話を聞いてみました。
2017年入社
K・Nさん
エアエナジー事業部
開発技術職
幼少時代は工作やボードゲームに熱中でした。学生時代にはモノづくりに強い興味があったことから機械工学を専攻しました。
新卒で入社後、圧縮機本体開発グループを経て、現在の戦略技術チームに配属されました。
※インタビュー内容は取材当時のものです。
仕事・業務内容
コンプレッサ新製品の設計/開発をしています。コンプレッサの開発といっても2種類あり、空気の圧縮を行う心臓部である圧縮機本体の開発と、その本体を搭載しお客様の手元に届く製品の状態にするセット開発があり、私はセット開発を担当しています。
その中でも特定のお客様に求められる高い付加価値を加えたコンプレッサ製品の開発を行っており、スクロールコンプレッサの特長である静音性を追求し、世界一の低騒音を実現したPrimeモデルシリーズの設計開発を担当しています。"音"に焦点を当てた要素的な実験やその技術を利用した製品の設計、試作品の評価試験等を行っています。
静音性の要求が高い病院や大学・研究機関などの市場拡大を狙い、より多くのお客様に商品を届けることができています。
1日のスケジュール
- 08:30
- 出社
- 08:45
- メールチェック
- 09:12
- 実験準備
- 09:45
- 実験装置運転
- 10:00
- 設計業務
- 11:00
- 実験装置測定
- 11:30
- 実験結果考察
- 12:00
- お昼休み
- 13:00
- グループ内進捗報告打ち合わせ
- 14:00
- 取引先メーカとの打ち合わせ
- 15:00
- 若手社員向け技術教育
- 16:00
- 実験レポート作成
- 17:00
- 実験装置片付け・部屋点検
- 17:45
- 退社
仕事のミッションややりがい
自分で手掛けた製品が、商品として実際にお客様のもとに届けられることが一番のやりがいです。
入社して4年目で初めて自分が主担当となる開発テーマを持つことができました。
設計を行い、試作品を作り、それを自分の手で性能評価を行いながらトライ&エラーの連続で形にしていく仕事なので思い通りにいかないことばかりですが、いくつもの壁を越え実際に製品化できた喜びはひとしおでした。
製品開発のミッションは「お客様に満足を届け続け、会社として存続していくための“飯のタネをつくり続ける”こと」だと考えています。
これからも新製品を開発しお客様に満足を提供しながら、会社のより一層の発展に貢献できればと考えています。
これまでのキャリアとアネスト岩田に入社を決めたきっかけ
大学時代、流体駆動スピンドルによる切削加工法の検討を研究テーマとして扱っていました。その際、切削加工機と一緒に使用していたコンプレッサでアネスト岩田の存在を偶然知り、完成品メーカーで製品に最後まで関われて、圧縮空気というあまり目立たないですが世の中に欠かせないエネルギーを生み出し社会に貢献できるアネスト岩田に興味を持ち志望しました。
また、社員の方々のやり取りを見ている中で雰囲気がとてもよく、意見の言いやすい環境が自然にできているなと感じたことも入社を決めた大きなポイントでした。
大学時代は加工法の検討という、設計開発とはあまり関係ないことを研究テーマとしていましたが、その時に培った、実験方法を組み立てたり仮説を立て考察していった経験は今でも生かせていると感じます。
アネスト岩田の特徴や魅力
当社の特徴はやはり完成品メーカであり、ものづくりの最初から最後まで関われる、一気通貫のメーカであることです。
開発では製品の要素的研究から設計、試作品評価と一つの製品の完成の最後まで関わることができます。部品メーカのように特定のもののスペシャリストになるのも魅力的ですが、実際にお客様に届く状態まで自分で形にし、自分が設計した製品を実際に使われている現場を見られることは何よりもうれしく、達成感を感じることができます。
また、コンプレッサや塗装機器はニッチな製品ですが、世の中に必要不可欠なものをつくり社会に貢献していけることも魅力の一つです。
入社して感じたことですが、若いうちから一つの製品の開発主担当になったり、やる気があれば様々なことに失敗を恐れずに挑戦できる環境が整っており、すごく働きやすく自身の成長もしやすい会社だと感じています。
今後の目標
私の目標は世の中にまだない製品をつくりだす“新しいを創造する”ことです。
現在の環境の変化は恐ろしく早く、10年前の私たちにとても予想できなかったような環境が広がっています。これから先さらに10年、20年とたてばより変化の速度は加速していき、現状の市場を分析して開発を始めるようでは、発売したころには需要がなくなっている、または他社との市場の奪い合いになっていくと思います。そのため私はiPhoneが今まで常識であったボタンを取り除いたように今までの常識にとらわれない“作る⇒創る”へ、“エンジニア⇒クリエイター”へと変化することが大切だと考えます。
まだまだ勉強不足で今は様々なことを経験しながら勉強中の身ですが、新しいことへの挑戦をためらわず今のセット開発の業務を通して得たものを発展させ、自らで未来を予想し現状あるものの常識にとらわれない、新しい開発者の形、"クリエイター"へと変化していきたいです。
今、世の中にまだない製品をつくりだす“新しいを創造する”の第一歩として、世界一の静音性を誇るPrimeモデルを開発し発売することができました。明日から、そしてこれからも学ぶ姿勢を怠らずものづくりを楽しみ、世界一、世界初を提供し続けていきたいと思います!!
アピールしたいこと・学生へのメッセージ
やりたいことが実現できる。一緒に新しいを創っていけるアネスト岩田で共に成長していきましょう。
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