健康経営の推進①
アネスト岩田の健康経営
健康経営の推進
当社は、『機械セクタにおけるホワイト企業トップ』を目指して健康経営を推進しています。企業の発展には一人一人の『生産性向上』と『組織の活性化』が重要であり、その基盤は従業員が健康であることと考えています。
アネスト岩田では、健康維持・増進に対する取り組みにチャレンジしやすい風土と環境を作り上げ、働くすべての人が健康意識をもち、笑顔でイキイキと輝くことを目標としています。健康意識が向上することで、セルフケアが習慣化し、個人のパフォーマンスが向上します。何よりも従業員のセルフケアは家族にも影響を与え、定年後も健康で且つセルフケアを続けることで、健康寿命が延伸し地域社会へも貢献できると考えております。
当社は、健康経営活動を更に充実できるよう色々な取り組みにチャレンジし、従業員とご家族が『笑顔でイキイキ輝ける』よう活動に邁進し、アネスト岩田のさらなる発展を目指していきます。
健康経営推進の最高責任者からのメッセージ
当社名であるアネスト岩田の「アネスト」には「Active with Newest Technology=常にいきいきとした活力と、新規性のある技術力を持った開発型企業であることを目指す」という思いが込められており、その実現には当社グループすべての従業員が「いきいきと笑顔で働ける」ことが重要であり、そのための環境と正しい知識が必要であると考えております。私は健康経営推進の最高責任者として、グループの全従業員に健康の大切さを認識してもらい、健康維持・増進に向けた活動を全社一丸となって推進するとともに、当社のみならず地域の皆様や取引先様と共に健康経営に取り組み、その発展に貢献できるよう邁進してまいります。
代表取締役社長執行役員 深瀬真一
健康経営宣言
アネスト岩田は常にいきいきとした活力と、新規性のある技術力を持った開発型企業として、創業以来の社是である「誠心(まことのこころ)」の気持ちを忘れず、安全で、安心で、持続的な成長を遂げる豊かな社会の実現に全従業員で取り組んでまいります。
常にいきいきとした活力と新規性のある技術力を生み出すために最も重要なことは、従業員とその家族が健康であることです。
私たちが目指す健康とは「笑顔でイキイキと輝いていること」です。その実現のために、当社は健康維持・増進に関する取り組みを実施し、従業員全員がその取り組みにチャレンジしやすい風土・環境を作りあげ、従業員もその家族も『笑顔でイキイキと輝ける』ように努めます。健康経営を通じて、従業員とその家族が笑顔でイキイキと輝き、当社の発展はもとより、地域社会や機械業の発展に貢献できるよう邁進してまいります。
健康づくり推進体制
代表取締役社長執行役員を健康経営推進の最高責任者とし、健康経営推進委員会をはじめとした人事総務部、産業保健スタッフ、健康保険組合、安全衛生委員会、協力部門が一体となり、また労働組合からも意見を聴取しながら社員一人ひとりの健康維持増進と職場環境の改善に取り組んでまいります。 社員が心身ともに健康で働ける環境を整え、当社の持続的成長とともに地域社会の発展を実現してまいります。
2024年度 戦略マップ
健康経営の取り組みは、当社だけではなく取引先様や地域の皆様と共に活動してまいります。
健康経営の各指標
健康課題と経年での取り組み成果
- 測定方法
ワークエンゲージメント:ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント尺度9項目より
プレゼンティーズム:Qqmethodより一人当たりの平均損失金額
アブセンティーズム:疾病で給食・欠勤利用者の正社員平均
年度毎の取り組み成果 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 備考(弊社集計項目) | ||
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定期健康診断受診率(%) | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | |||
定期健康診断後の精密検査受診率(%) | 98 | 100 | 100 | 100 | 100 | 2次健診 | ||
ストレスチェック受検率(%) | 93.0 | 93.6 | 96.0 | 97.7 | 96.7 | |||
特定保健指導 終了率(%) | ー | 77.0 | 94.8 | 98.0 | 94.4 | 終了率 | ||
残業時間(H) | 6.0 | 4.0 | 8.0 | 9.0 | 7.4 | 平均月間所定外労働時間 | ||
年次有給休暇取得率(%) | 66.8 | 58.5 | 90.2 | 90.8 | 84.2 | 平均年次有給休暇取得率 | ||
睡眠で十分な休養が取れている人の割合(%) | 62.0 | 67.8 | 64.1 | 63.7 | 61.7 | 健康診断問診結果 | ||
特定保健指導対象者の期間中行動変容率(%) | ー | 77.0 | 95.0 | 93.0 | 91.8 | 面談の中で変化が見られた人 | ||
従業員のヘルスリテラシーの状況(%) | ー | 79.3 | 87.8 | 84.7 | 96.6 | メンタルヘルスセミナー受講率 | ||
女性の健康課題に関する施策への参加状況(%) | ー | ー | ー | 84.7 | 96.6 | 女性の健康セミナー受講率 | ||
適性体重維持者率(%) | 40歳以上 | 56.2 | 56.1 | 58.9 | 63.3 | 62.2 | BMIが18.5~25未満 | |
全従業員 | ー | ー | 62.3 | 65.0 | 62.8 | |||
平均勤続年数(年) | 15.7 | 15.8 | 16.0 | 16.3 | 16.5 | |||
パフォーマンス指標 | 測定人数 | ー | 651 | 630 | 617 | 602 | プレゼンティーズム、アプセンティーズム、ワークエンゲージメントの調査結果 | |
回答率(%) | ー | 80.5 | 90.0 | 89.0 | 85.5 | |||
ストレスチェックの集計結果(%) | 9.0 | 9.0 | 9.0 | 10.0 | 9.0 | 高ストレス者率 | ||
労働安全衛生に関する指標 | 件数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
度数率 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | |||
強度率 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | |||
人間ドック補助金制度 利用額 |
ー | ー | ー | 253万円 | 268万円 | |||
適性体重維持者の改善目標値(%) 全従業員 | ー | 60 | 61 | 62 | 65 | 最終目標 65%(2025年度) |
- 適性体重維持者の改善目的値は、2020年度より全従業員を対象に目標設定する。(以前は40歳以上の設定)
主なコミュニケーション活動(全社活動)
- ONE ANEST IWATA AWARD(2017年度~2019年度):
- 小集団・提案活動に変わる新しい共同作業から職場のカルチャーを浸透する
- 活動を通し、経営理念・ビジョンを理解し行動する
- わくわく研究所(2019年度):
- 従業員家族や地域住民を招待したベント開催
- 準備段階から全社員が一丸となってイベントに取り組むことで社内のコミュニケーションを活性化
- オンラインミーティング(2020年度):
- コロナ禍において、在宅勤務者とオンラインでランチミーティングの開催(家族の食事代も含め会社負担)
- 社内カルチャー改革P/J(2020年度~2021年度):
- 若手社員による職場改革P/Jより、部門を超えたコミュニケーションの活性化
- ウォーキングイベント(2021年度~2023年度):
- 全社を対象としたウォーキングイベント開催し、地域を超えたコミュニケーションの活性化(4回実施)
- 参加形式をグループ対抗にすることで、運動習慣を身に付けつつ、職場内コミュニケーションの活性化を促しました。
- 実施後のアンケートでは、85.4%の方が満足であると回答し大盛況のイベントとなりました。
- 健康ブースの出店(2022年度~2023年度):
- アネスト岩田レーシングSUPER GTイベント会、ブルーリンクフェス(BLUE LINK FES.)に『ヘルスチェックエリア』の出店
- 握力自慢と動体視力測定会を開催し、地域住民・MotorSportファン・従業員家族等を招待したイベントを開催。
- 地域住民の皆様、従業員のご家族を含め、地域貢献とご家族含めたコミュニケーションの活性化
- 全社運動会の開催(2023年度):
- 本社・福島工場・秋田工場の3拠点で開催
- 従業員の家族も参加できる全社運動会を開催し、コミュニケーションの向上から健康を意識した活動をおこないました。
- 2020年度より従業員アンケートを実施し、戦略マップに基づき健康経営の効果検証を実施している。短い期間での経年変化ではあるが、取り組み状況に関する指標、意識・行動変容に関する指標、最終的な目標指標においてそれぞれ改善傾向にあり、健康経営の実施が健康課題の改善および企業課題の改善によい影響を与えていると考えている。今後も継続して健康経営の実施および効果検証することが重要だと考える。
具体的な制度や取り組み内容
スポーツイベントの協賛について
箱根にある観光有料道路「アネスト岩田ターンパイク箱根」で開催される自転車競技やマラソン大会など、各種イベントに協賛しています。
「スポーツエールカンパニー2024」に認定
2024年1月、当社は「スポーツエールカンパニー2024」に認定されました。(4年連続)
- スポーツエールカンパニーとは
- スポーツ庁(文部科学省)において、従業員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取り組みを行っている企業を「スポーツエールカンパニー」として認定しています。当社の健康経営の取り組みの一つである、運動(スポーツ)ついて、この度、当社での取り組みをご評価いただき、昨年に引き続き「スポーツエールカンパニー2024」として認定されました。
Sport in Life コンソーシアムへの加盟
SDGs 目標3「GOOD HEALTH AND WELL BEING」をスポーツで達成するスポーツ庁の取り組み、Sport in Life コンソーシアムに加盟しています 。
取引先様との共同の取り組み
健康経営銘柄企業は、健康経営を普及拡大していく「アンバサダー」的な役割も担っております。当社は健康経営銘柄2024に認定された企業として、様々な取り組みをおこなっております。
当社取引先様「株式会社丸山製作所」様と共同の取り組み
実績ある健康経営実践ノウハウの提供
健康経営の実践について、理屈ではわかっていても、実際に職場で実践する際には様々な障壁・葛藤があります。当社も同様に健康経営の推進には苦労がありました。
当社は健康経営銘柄・ホワイト500の取得プロセスで得た、自社で実績のある推進ノウハウや施策について提供しています。
ポスターや階段カロリー表示プレートなど、掲示物等の提供
健康経営推進の実態として、推進の中心となる人事や総務部門の業務負荷は増加することになります。
推進部門の掲示物制作の労力を低減するため、当社で制作・使用している制作物を提供しています。
健康経営活動の共同開催
2023年6月に共同でのウォーキングイベントを開催しました。
地域イベントの共同取り組み
「SUPER GT GT300クラス」の参戦体制発表にともないイベント「BLUE LINK Fes.2024」を開催し、従業員やご家族、お客様の健康づくりとして、イベント会場内に健康ブース「ヘルスチェックエリア」を出展しました。「ヘルスチェックエリア」では、手軽に自分の健康度を測れる握力測定会と動体視力測定会をおこないました。
フィットネス事業を手掛ける取引先様と共同で「健康」をテーマにした出展でイベント全体を盛り上げ、ご来場いただいた方々への健康増進のきっかけ作りとなりました。